
- はじめに
- 鏡の法則とは
- 2つのポイント
- 1鏡となる対象は、何か自分の感情を動かしてくるものに限る。
- 2ポジティブとネガティブの2つの側面がある。
- 鏡の中の世界を変える為にすること
- おわりに
- この記事を通して願うこと
はじめに
皆さまは生きている中で、人間関係で困難さや、生き辛さを感じたことはありませんか?
もしも過去にそのような体験をしたことがあるのであれば、もしかしたらそれは自分自身を抑圧したことにより生じた現象かもしれません。
もしそうであれば、その原因を解決するためのヒントとなるかもしれないものが今回お話しする「鏡の法則」と次回お話しする「投影」です。
鏡の法則とは
皆さんは「他者は自分自身を映し出す鏡である。」と言う言葉を聞いたことはありますか?
例えば皆さんの目の前に普段から気になっている誰かがいたとします。その人が何かをした時に湧き上がる感情、思考は他人が自分に与えたものではなく、もともと自分が持っていたものであり、自分そのものであると言う事は理解できるでしょうか?
言い換えるならば、他人が自分にこう言ったから、他人が自分にこうしたから、それによって自分は今の感情を抱くことになった。この感情を作った原因は他人。とまるで他責や他人軸とも捉えられるようなその考え方が違っていたと言う事になります。
もしかしたら初めて聞かれる方は混乱をするかもしれません。 混乱してしまう人の多くは、今まで「他人が~だから。」だったものを「自分が~だから。」と言う初めての思考パターンに置き換えて考えなければいけない状態にある場合が殆どです。
最初は脳が混乱してしまい、今はストンと腑に落ちるような感覚で捉えられないかもしれませんが、今回と次回の内容を繰り返し見て、仕組みを考えることで、今までにない新たな視点が生まれ、他人のせいで苦しみを抱えていると思い込んでいたものがどんどん軽くなっていくことができるでしょう。
では鏡の法則について詳しく解説していきます。
2つのポイント
他者(鏡)を通す(映す)ことで自身の内面や価値観を知るためのヒントを得る目的もある鏡の法則ですが、この法則には以下の2つの重要なポイントが挙げられます。それは
1鏡となる対象は、何か自分の感情を動かしてくるものに限る。
2ポジティブとネガティブの2つの側面がある。
ということです。 では詳しく見ていきましょう。
1鏡となる対象は、何か自分の感情を動かしてくるものに限る。
鏡の法則には目の前に映ったもの全てが当てはまると言うわけではありません。たとえ目の前に生じたものでも、感情が動かなければ鏡の対象となりません。しかし、今現在は心動かされるようなものでなくても、経験を経ることで鏡の対象となる場合もあります。ここで言う鏡の法則に該当するのは、あくまでも自分の感情が動くもの。と言う事が前提になってきます。
2ポジティブとネガティブの2つの側面がある。
続いて2つの側面についてお話していきます。
例えばあなたが何か感動するものに出会ったとします。その時あなたは喜びや嬉しさ、もしくは言葉に言い尽くせないほどの素晴らしい想いを体験します。その時に体験した想いはもともと自分の中にあったものなので体験することが出来ています。
逆に強い憎しみや嫉妬、怒りや苦しみを感じる場面に遭遇したとします。実はそれも、自分自身が隠そうとしたり、無かったことにしようと存在を隠滅しようとしていただけで、実は自分の中に存在していた自分自身になります。
つまり、何かの現象を前にして出てきた感情は、他人から「○○の感情」をどうぞ。と貰ったり、与えられたものではなく、元々その感情をあなた自身が持ち合わせていたから、その感情を使って目の前の現象を今体験することが出来ているのです。
言い換えるなら、自分の心を揺さぶる何かが起こった時に、その場にいた対象こそがまさに自分の鏡と言うわけですね。
しかし、中には頭では何となく理解できたけど、いざ現実世界に落とし込んでみると上手くいかない。そんな風に悩まれる方もいるかもしれません。
ではなぜそのような状況になってしまうのでしょうか?
その原因となる状況について考察していきたいと思います。
鏡の中の世界を変える為にすること
今、あなたの目の前に等身大の大きな鏡があったとします。
鏡に映っているのは勿論自分自身です。
そしてあなたはこれから出かける用事があったので、その鏡に映っている自分を覗いてみることにしました。すると髪はボサボサで、顔も口の周りに歯磨き粉が付いていて、服にもシミが付いていました。その時あなただったらどうするでしょうか?
多くの場合、身支度を整えてから出かけようとするはずです。
しかしあなたは、身支度をするために本体である自分自身を整えるのではなく、鏡に映る目の前の自分に手を伸ばし気になっている所を整えようとします。
実はこの奇妙な行動こそが、現実世界で人間関係が上手くいかない原因となってしまっているのです。
目の前にあるのは鏡。その鏡を言い換えれば、‘’他人‘’とも訳せます。鏡に映った自分にどんなに手を伸ばしても頭や顔、服には到達することが出来ません。
つまり、目の前にある自分自身(不都合な現実)を変える為には、まず自分自身に問題があるのだと気が付かなければいけません。
しかし、それに気が付かない状態が続くと
「どうして出来ないんだ。」
「こんなに私は頑張っているのに。」
「何も気持ちを分かってくれない。」
「相手が変わってくれない。」
と怒ったり、悲しんだり、憤ったりするようになります。
これは親子関係や、夫婦、恋愛関係によくあるパターンです。
あくまでも、目の前にある鏡に映るのはあなた自身です。その鏡に映る世界を変える為には、自分自身を変えなければいけません。
おわりに
そしてその自分自身を変えるために外せないのが、「鏡の法則」に密接に関係している「投影」です。 鏡の法則でも自己を知るきっかけになりますが、この投影と言う精神分析学者のジークムント・フロイトが提唱した防御機構について学ぶと、さらに感情が複雑に絡んで人間関係において誤解を生じてしまっている、ある原因について紐解くことが出来るようになります。
この記事を通して願うこと
そもそも私がなぜこのような記事を書こうと思ったかと言うと、日々お仕事を通してお客さまとお話をする中で、生き辛さを強く感じていらっしゃる方が最近とても多いなと感じたからです。そこで、この記事を通してそのような人間関係でのお悩みが少しでも減り、毎日が生きやすいと感じて下さる方が少しでも増えればと思っております。
至らない点もあるかと思いますが、少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。