癒しの手

その日大切だと思ったことを綴っていきます。

全く別の人生を生きる

もし自分が死んでしまうかもしれないと思うほど、辛い体験経験をしたら、今まで使ってきた価値観を捨ててでも違う生き方を選びたくなりますよね。

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自己免疫疾患で、口から水疱ができて、それが全身へ広がっていく病気を体験されて、現在症状なく過ごされている方とお話をする機会がありました。

その方はその疾患によって、水疱が破れても皮膚が再生せず広がっていき、爪も剥がれて、首も回らないほど状態が悪化し、自分で食事を摂ることもできなくなってしまっていたそうです。

初期の頃、病院に受診し診断された際、ステロイド治療を勧められましたが、それを選択しませんでした。そしてホメオパシーと針で治療をしようとしましたが、食事も食べれなくなり、体力が酷くおちてしまったことから、鍼灸の先生から、「出すことはできるから、まずは一度体力を戻すために入院しよう」と言われたそうです。

その頃彼は、自分では手の届かない背中の水疱破れのガーゼ交換を、夜中に親に2時間かけて交換してもらうような状況が続いていたそうです。

交換する際、何もしなければ痛すぎて気絶しそうだから、さけばして欲しいと伝えて、声を出して耐えて交換作業をしてもらってきましたが、叫ばれながらガーゼ交換をしなければいけない両親の辛さを思うと申し訳ないと思い、病院へ入院することを決意したそうです。

そして、入院しステロイドをつかったすぐ後に、体に血が通った感じがした。と話されていました。

その時、西洋医学がダメと否定するわけではなく、西洋医学東洋医学もどちらにも良さがあるのを感じたと話されていました。

そして、体力が戻ってから針とホメオパシーを再開し、現在ではほぼ症状も出ず過ごされているそうです。側から見たら実年齢よりも若いく見えるくらいお元気で、肌艶の良いお顔をされているので、それほど壮絶な病床体験をされていたとはわからないくらいでした。

その話の中で特に印象的なのは、人は人との出会いで変わることが出来ると言うが、人だけじゃなく、病気でも変われる。

もしこの病気がなかったら、自分はみんなに出会えなかったし、こんな風な考え方の人間になれなかった。と話して下さったことでした。

 

私は人の価値観というのは、自分が今まで経験した事の積み重ねで出来ていると思います。

そして、その経験をどう受けとるのかは、その人のセンスが大きく影響を与えています。

そのセンスは、何を美しいと思い、そして何に心震えるのかで決まってきます。そして、それを本当に真っ直ぐ捉え受け取る事もできますが、感覚を否定して向き合う事を選択しないこともできます。

そして自身の感性を真っ直ぐ捉え、向き合う事を選択した場合、それはまるで誰かに恋焦がれた時のような状態になるのではないかと考えています。

なぜならば、恋をすれば、自分がその惹かれるもののエネルギーを取り込もうとしたり、または似せたり近づいたり染まろうとすることで、まるで自分がそれと一体となって生きているような感覚になったり、あるいは、常にそれを自分の内側でワクワクと心地よさを実際に体感をしながら生きることを望むような、そんな状態になるからだと思ったからです。

苦しみを選択し取り込めば心は苦しくなり、喜びを選択し取り込めば、心は喜びに満ち溢れてきます。

そうして人は自分の世界に無かった新たな体験や経験を取り入れる事で、新たな価値観をもって違う人生を選択していくんだと思っています。

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よくお世話になっている先生が、「私は知識を教えているんじゃない。センスを育てているんだ。」と言っていました。

これを聞いて、だから芸術など心震えるような良いものに触れることは、感性を育てるだけでなく、自分自身の新たなる可能性の発見や、生きるセンスを育むことに繋がるから、多くの先生から、学びなさい触れなさいそして感じなさいと言われていた事に気がつく事ができました。

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癒しの手 ひなこ

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