今日は三重に堆肥の勉強をしに来ています。
約1年間東京から通い続けてきました。
最初は発酵と腐敗の違いを言葉で説明する事もできず、先生の話される内容についても、何となくわかるような、、程度のレベルでしたが、それでも只々先生の人柄に惹かれて通い続けてきた1年間でした。
先生との出会いのきっかけは、自分の体の不調から、食の安全性について学び始めた時に知り合った自然農法をされている農家さんからの紹介でした。
そして、興味の赴くまま、2泊3日の研修会に参加し、4年越しで1年というスパンの勉強会に参加する事になりました。
その後押しをしてくれたのは、私のガイドでした。
受講費と学ぶ期間とそこへ行くための旅費と時間。全てで悩んでいる時に、「今学ばなければ後悔する」という言葉を受け取り、参加を決める事にしました。
そして学び始めて、初めての秋。長い事微生物や発酵の勉強をされて、お仕事としても活動されている方とお話をする機会がありました。
その方は、「先生は試行錯誤しながら、失敗や経験を重ねるなかで、難題だと思われるような依頼が来ても、どこかに解決策はあるはずだと、現場の中で解決策をずっと探し続けてきた人だと思っているんですよ。その中で答えはこれだ！とわかったものを、そのまま教えてくれるけど、それは知識として僕たちが仕事で学んできた事を、先生も既にあってそのうえで、さらに現場の声として、伝えてくれてるんですよ。植物を見れば全てがわかると言ったその感覚、センスも実践を重ねてきた人間だから言える事なんだと思います。みんな行き着く所は一緒でも、先生の伝え方は洗練されている。」
そう言って、その方は本当にキラキラした目で先生が大好きだと言わんばかりに語っていました。
私はその人がこんなにもワクワクと心をときめかせて、喜びを感じるがままに好きを表現しているのをみるのが初めてだったので、とても印象に残っています。
そして、私もずっと学び続けたら、いつかその人と同じように、先生の話す言葉の深さを感じながら、ワクワクとときめく心を仲間と一緒に共有できる時間を持てるようになれるのかなぁと漠然と思うのでした。
そして今日、私はいつものように先生の講義を聞いていたした。すると、先生が話の端々で出してくる言葉の強さが、いつもと違うことに気がつきました。きっとそれは、今までも同じようなエネルギーを使って、話されていたことだったのでしょうが、今までのわたしはそれを受け取ることが出来ていなかったんだと思います。
今まで先生が探究し続けてきたものに対する情熱を言葉の端々から感じ取ることができて、どこが重要なのかがわかるようになってきました。
まだまだそれは始まりにすぎないのだと思います。
そして、これからも関わり続ける事によって、その深さは増してくるのだとも感じています。
それが、深く強く私の中に浸透したとき、新たな感性として、新しい視野となって世界が見えるようになるのだろうとも感じました。
そして、これにとどまらず、一つの感性が開けると、別の感性も引き上げられてくるのを感じました。
そのうちの一つとして、相手が自分のやりたい事、夢を語ったとき、それが本当に適正なのかどうかが映像として見えてくるという事です。
今までは、ある一定条件を満たさなければ、見ることができませんでした。しかし今回は、その人が話しているのを、じっと見るだけでわかるようになったのです。その適正について本人へ伝えると、深く納得したように、自分の想いをお話しくださいました。
何かを探究し学び続ければ、出会うものや、気づくことが沢山あると思います。
それは途中で諦めてしまってからでは、手に入らない産物だと思います。
学び続けたいと心から思えることを、学び続けれられることは、本当に幸せな事だと思います。
そして、学ぶ事は自分の未来を信じる事につながると言っていた人がいました。それは本当にその通りだと私は思います。
学ぶこと、探究することを諦めないで、自分の未来を信じ続けられるように、心のワクワクと踊るような感覚を信じて行動し続けたいと思います。
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癒しの手 ひなこ
