「あまりにもうるさ過ぎて、締め出してやろうかと思った」
お客さまと会話中、お客さまが神社を訪れた際に出会った、外国人観光客について話されていた時のことです。
「この前神社へお参りに行って、手を合わせて神様に報告をしてたら、近くで外国人観光客らしい人物が大きな声で騒ぎ散らかしていたんですよ。神聖な環境で、静かにやろうと思っていたのに。マジで、あまりにもうるさ過ぎて締め出してやろうかと思いました。」
と怒りを露わにしなながら、私にお話くださいました。
私はその話しを聞いて、怒りのきっかけが、たとえどんな理由であろうと、自分がそれを不快だと感じてしまう何かを持っていたのだとしたら、その場でそのような怒りの感情を相手に抱いてしまうのも無理もない事だろうと思いました。
そして、それと同時にこの方が怒りを使い続けることで生じる未来についても少し気に掛かりました。
怒りというのは使い続けたり、持ち続ければ、その感情が増幅し、そのうち自分自身を覆い尽くしていきます。
そのお客さまは常にその感情を使ったまま過ごされているわけではありませんでしたが、もし他の場面でも似たような状況になった時や、疲れている時など、ちょっとしたきったけで怒りがまた表に出てくることは想像できました。
そして、今後もその感情を使うことで、どんどんお客さまの身に、そのエネルギーが染み込み、体を蝕んでいくことが見えてきました。
もう既にそのお客さまは癌をいくつか経験し、切除も行っていた為、お客さまはこれ以上体に負荷はかけたくないと考えていると以前話されておりました。
私はお客さまに伝えました。
「とても嫌な想いをされたんですね。でもそれって実は、とても大きなチャンスでもあるんですよ？」
「え？」
「怒りが出るのは、相手に原因があると思われていることが多いのですが、実はその怒りというは自分の中にもともとあった感情なんです。」
「？」
「私たちは地球に来る前はもともと何でもできる。どこへでも行ける。そんな意識をもった存在でした。しかし地球に産まれてくるにあたって、そのままでは波動が高すぎて地球で産まれようとしても戻されてしまいました。そこで、地球がもっているネガティブという分離のエネルギーを借りることによって波動を下げ、産まれることを成功させました。つまり、今さっき感じたその怒りの感情を手放してしまえば、自身の波動を上げることが可能となるのです。」
お客さまは少し驚かれたような顔をされて、数秒沈黙したあとに
「・・・そんな考え方をするなんて凄いですね。そうか・・・。」
と考えこまれたあと
「波動を上げたいので、実践してみます。ありがとうございます。」
と穏やかにお話をされました。
もともと上場企業の社長さまでいらっしゃったので、波動や運気を上げることには興味がお有りだったようです。
怒りの感情はとても強力です。怒りを使い続け、その感情が強ければ強いほど、本来の自分の姿が見えなくなるほどに、なりふり構わず行動するようになります。
そのようなエネルギーには、それ相応の霊体も集まるので、憑依されたりコントロールを受けるとまるで別の生き物のような振る舞いをするようになってくる場合もあります。
深く重苦しいエネルギーを生み出しながら、心を崩壊させて生きていくことはとても辛いことだと思います。
そもそもなぜ怒りが出てくるのでしょうか？
同じような状況に遭遇したとしても、心乱される人と、何も気に留めない人がいます。
いったいそれはどうしてなのでしょうか？
私が考えるに、怒りを感じることの裏を返せば、愛するものや大切にしたいと思っているものを傷つけられた時に現れる、防衛反応に似たものだと思っています。
何も気に留めない人は、その状況に置かれたとしても、自分を傷つけられたり、迫害されたりしてしまう危険性を感じず、自分の中で危険信号が鳴らないので、怒りを使って守ることをしなくてよいと判断するからだと考えています。警報が鳴らなければ、ただの風景をみているのと一緒です。
しかし、心乱されてしまう人は、自分の中で警報が鳴り放題なので、何とか生き残らなければと、自身が正義だと正当化し、怒りを表現しているのだと考えています。
もしもそんな方でも、日々の生活が心穏やかで、和やかで、愛溢れる瞬間で満ち溢れていたら、きっとわくわくと幸せな気持ちで毎日を生きる事が出来ることでしょう。
私はそんな意識を使って生きたいと願うあなたを応援したいとおもっています。
もし何か惹かれるものがありましたら、LINE@にご登録よろしくお願い致します。月に一回「チャネリングお茶会」というイベントを開催しておりますので、その情報についてお送りさせていただいたりしております。
最後まで読みくださいまして、どうもありがとうございました＾＾
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