無くしモノ - 癒しの手

約一年、共に仕事をしてきたパートナーが突如消えてしまいました。

私が腱鞘炎にならないようにいつも支えてくれていたパートナー。

名前は「手技棒」。筋膜リリースをするとき、石みたいな筋肉の人には自分の手が壊れないように補助的に使っていたのですが、突如忽然と消えてしまったのです。

ガイドに聞くと、落としてもう戻らないと言われましたが、信じたくなくて部屋中を探しましたがやはりありませんでした。

今日もお客様の施術をしなくてはならず、どうしようかなぁと悩み、顔用の小さい手技棒はあったので、それをお守りにお仕事に行ってきました。

最初普通に始めてたのですが、話を聞くとただの筋膜リリースより、肉体にチャネリングしながら気功と自動運動とエナジー促通法を組み合わせた施術の方が良いなと思ったので、そちらに切り替えることにしました。

これは指で押すだけの施術ではなく、肉体の負荷となっている所のエネルギーを読み取って、体の不調となっている個所を緩めるスイッチみたいな所にアクセスしながら行うものになります。気の流れの詰まりがあれば取って流していき、筋肉やその周囲の組織を緩めて周辺神経や関節の負荷を軽減させることで、現在の症状を軽くしていくものなので、そこまで自分の手に負担はあまりかかりません。しかもこの施術は体調や症状に合わせて一人一人やり方が変わってきてしますので、毎回誰にでも全く同じ事をするわけではありません。なぜならば、私が頭で考えて施術方法を決めてやるのではなく、お客さまの肉体にチャネリングして一番ベストな方法をきいていくので、決定権はお客さまの肉体にあるからです。

今回初めての方だったので、どこまで深くやろうかなあと思いましたが、とても感性が豊かな人だったので、整えていくことでおこる体の変化によく気が付き理解も早く、施術に対する抵抗がなかったので、とても効果の高いまま終える事ができました。終わった後も、「関節の引っ掛かりが無くなって、背筋が伸びて凄い軽いです。」と驚かれて喜んで頂けておりました。

よくリピート下さるHさんという方がいらっしゃるのですが、その方の場合は施術時よく暖かさや光を感じたと教えて下さいます。その方の場合は肉体的な疲労と言うより、気の巡りの滞りがメインとなっているので、気の詰まりや、冷たく暗い色で渦を巻いている個所を、整え満たすように毎回補填していっています。冷たくなっていしまっているところに、暖かい生命エネルギーがを送っているので、暖かさや光がきたと感じて受け取って下さっているのだろうと感じています。いつも楽しみに来ていただいているので本当に有難いことです。

最近私はよく気功をしてるせいか、以前より増して何をどうしたらより早く緩めることに繋がり、そして症状の軽減につながるのかが読めるようになってきたような気がします。

筋膜リリースは場所によっては大汗かいたり、涙が出るくらい痛いですが、とても効果があると思ってる手技です。それに今回のようなエナジーワークを組み合わせることによって、より幅広く色々な方を治療できるので、とても素晴らしい施術だと私は思っています。まだまだ伸びしろがあると思うので、これからも更に発展し続けながらより良い治療が出来るように精進してまいりたいと思います。